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北勢線 存続と改軌

三重県にある三岐鉄道北勢線で、会社側と住民団体がもめています。

北勢線は、元々近鉄が運営したのだが、近鉄が廃線の意向を示したのに応じて住民側に存続運動が起き、その結果隣接する三岐鉄道が北勢線の運営に当たり、現在に至っています。
ちょうどもと南海だった和歌山電鐵貴志川線とよく似た経緯をたどっています。

事が公になったのは、終点阿下喜駅のSL運行問題ですが、もっと根が深いものでした。

北勢線は、軌間762mmの「ナローゲージ」と呼ばれる軌間で、車両も小型で、かつては維持費などの安さから日本各地にあったものだが、今ではこの北勢線を含め3社しか運営していないものになっています。

住民団体側が、あくまでナローゲージによる存続を希望しているのに対し、会社側はどうやら改軌を視野に入れた設備改良を視野に入れていると言うことです。
その証拠に、三岐鉄道になってからの駅などの新設・改良は、改軌して大型車が運行できるよう作りになっているとか。

ただ、ナローで存続するにしても、今の北勢線の車両は比較的古く、近く車両の更新が行われるのは必至であり、その際ナロー用の新車を導入するか(よそのナローも車両が古かったり、観光用に特化したりとかで新車導入するしか道がない)、それとも改軌して大手私鉄の中古車を導入するか(三岐鉄道の元々の路線は、西武からの中古車が主力)、その選択が間近に迫ってきています。

個人的には、沿線に観光地などがない以上、改軌やむなしと思うのですが、一方でナローのまま残って欲しいとの気持ちもあり、それが揺れ動いています。

難しい問題ですが、北勢線が将来にわたって運行できるような結論になって欲しいと思うのです。
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by koh-sen | 2006-06-21 11:00 | ローカル交通問題