カテゴリ:交通(貴志川線問題)( 11 )

南海貴志川線 対 岡山電軌

このたび、和歌山電鐵として再出発する南海貴志川線ですが、ローカル線特有の問題があります。

それは本数が少ないこと。

ラッシュ時は1時間に4本来ますが、そのほかの時間は終点の貴志までが1時間に2本という事。
これでは、沿線の人口が減ってないとしたら、使い勝手が悪いのでは?

昨年9月に放映されたNHK「ご近所の底力」という番組で貴志川線の問題が取り上げられており、その中で平行している道路の渋滞を問題としており、だったら潜在的に鉄道としての採算性は何とかなるはず。

和歌山電鐵の運営に乗り出す岡山電軌は、路線を2つ持ち、本線的な性格を持つ岡山駅前-東山までの線が昼間時に5分間隔。清輝橋までの線が同じく9分間隔という頻発運転をしています。

たしかに、貴志川線は単線で車両のサイズが大きく郊外タイプの路線、一方岡山電軌は複線で車両のサイズが小さく市内タイプの路線という違いはありますが、これは鉄道事業者側の都合で、利用する側には関係ないと思った方がよいのでは?
渋滞を考えなければ、クルマの場合は路線の性格には関係なく、基本的に同じ条件で走れるのだから。

あと運賃は、岡山電軌よりやや高い程度です。
岡山電軌の岡山駅前-東山間3.0kmが140円に対し、
貴志川線の和歌山-神前間2.9kmが170円、
ちなみに、南海本線の難波-天下茶屋間3.0kmは150円。
(なお、貴志川線と南海本線はともに初乗り運賃。)

このことから、岡山電軌並みにならなくても、南海本線並みに運賃を値下げすれば、利用者が戻ってくるのではないかと思うのです。
ちなみに現状の貴志川線は和歌山-貴志間14.3kmが360円、南海本線は難波-浜寺公園間14.8kmが320円。
南海本線並みに運賃を引き下げれば、そんなに値下げ幅はないものの、心理的な「お得感」で利用客が戻ってくるのではないかと思うのです。
そのため、黒字にはならなくても、結構収益が良くなるのではないかと思うのです。

ローカル線の運営は、赤字だからワンマン化そして、それでもダメなら本数の削減と、消極経営をするところが多いのですが、新生和歌山電鐵の社長は岡山電軌と同じですし、そんなローカル線の悪循環を打破してくれるでしょうし、これが成功して全国のローカル線の悪循環を絶つ前例になって欲しいと思います。
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by koh-sen | 2005-07-10 03:45 | 交通(貴志川線問題)