カテゴリ:鉄道の安全性について( 9 )

飲酒と睡眠

こちらの地方だけではない問題だと思いますが、名鉄で職員が仮眠時に飲酒したことにより、泥酔状態の勤務が発覚して以来、近鉄で500人近くの飲酒者が発覚、名鉄でも他に飲酒をした職員が相次ぐなど、問題になっています。

これは鉄道業界に共通の問題だと思います。

ただ、ここで注意したいのは、さぼって飲酒したのではなくて、仮眠時に寝付きを良くするために飲酒をしたと言うことです。
ご存じの通り鉄道マンは、勤務が不規則になり、どうしても寝不足になりがちです。
私も、以前少しだけ三交代を経験したことがあるのですが、やはり生活のリズムが乱れて睡眠障害を起こしがちです。
・・・これが元ではないはずですが、私は長い間睡眠障害があり、睡眠薬がないと朝まで寝られません。
こうして医者通いをしてよく言われるのは、「寝付きを良くするためにお酒を飲むのは逆効果」と言うことです。

詳しくは、ここをみてもらうことにして、お酒に頼るのはやはり良くないです。

そうはと言っても、睡眠薬には未だに怖いイメージがあり、ハルシオンなど乱用が問題になる薬だってあります。

最近は薬局でも、睡眠導入剤が発売されているので、こちらを利用したらよいと思うんだけど、なかなか広まらないのでしょうか。

とにかく、二日酔いや、不眠による疲れで、事故られたらたまりません。

今回を契機に、仮眠時の睡眠が改善すればよいと思っています。
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by koh-sen | 2005-06-28 22:57 | 鉄道の安全性について

それでも鉄道のスピードアップは必要

JRの尼崎脱線事故で、スピードの出し過ぎが事故の主原因になっており、それにともないスピードアップそのものを悪と見なす雰囲気があります。
今日の中日新聞の投書にもありました。

しかし、私はそれに強く反対します。

たしかに、脱線の原因はカーブでのスピードの出し過ぎでしたが、これは想定以上のスピードを出しすぎたための事故であり、きちんとした対策をした上でスピードアップをしたのであれば問題はありません。

前にもここで書いたとおり、JR西日本の無理なスピードアップにより事故が起こったわけで、曲線改良などのきちんと処置をした上でのスピードアップであれば、促進すべきです。

実は、私事ですが、昨日の土曜日通院していました。
現在私は2カ所、医療機関に通っているのですが、通えるのは土曜日になってしまうのです。
そして昨日は、その2カ所とも通院日になっていました。

最初の外科で長く待たされたあと、精算になって薬が出ないのでそれで、時間がかかってしまい、2つめの神経科に通える時間がなくなりそうになりました。
受付の手間取りで、ぎりぎり間に合うであろう電車に乗り遅れてしまったので、神経科の方の受付が閉まってしまうおそれがあります。
神経科に行かないと、睡眠薬がもらえず、ひどい不眠症がある私にとっては、つらいのもそうですが、睡眠不足によって仕事に多大な影響が出てしまいます。

幸い遅れたのにも関われず、受付を開けてくれたので、事なきを得たのですが、「どこでもドア」を使ってすぐ行きたい。そんな強い衝動に駆られてしまい、倒れそうになりました。

こんなに、一刻を争う人は乗客の中で少数派かもしれませんが、交通機関の役割として安全性はもちろん、迅速性も求められることを、「狭い日本そんなに急いでどこに行く」というキャッチフレーズを金科玉条にしている人たちは認識して欲しいのです。

なお、私は、通勤電車の帰りは主に各駅電車で移動、名古屋から東京への移動も私用であれば、在来線を標準使用とする人であることも、付け加えておきます。
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by koh-sen | 2005-06-05 21:19 | 鉄道の安全性について

安全教育の問題点

ちょっと、こんなブログを見つけました。

浅井久仁臣グラフィティ 日勤教育は他社にも存在 事故の元凶はヤード・スティック法?

私自身もそうだが、企業においては常にコスト意識を持たされており、そうでないと最悪倒産の危機があるため、ヤードスティック法(公共事業にコスト意識を持たせるため、コストに基準を設けること)は問題ではないと思います。
ヤード・スティック法がなく、自由競争の場合でも、下手に運賃の値上げをしようなら、マスコミ・世論の総攻撃を受けてしまう事が十分に予想されます。

もっとも、鉄道会社って、儲からないんですけどね。
ローカル線は乗客が乗らなくて、大都市圏でも朝ラッシュ時対策で大量の車両増備や、立体交差化など施設改善で、お金がかかりますから。

もっとも、前近代的で意味の薄い、いじめ・しごきともとれる日勤教育的な事を鉄道各社が行っていたことに、私は驚きと悲しみを感じます。

前回のエントリーでも書いたんだけど、なんか緊張感を持続する方向性が間違っているような気がします。

今回の不幸な事故を教訓に、鉄道各社の体質が変わればいいと思うのですが、一朝一夕に変わらないのでしょうね。
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by koh-sen | 2005-05-21 01:44 | 鉄道の安全性について

平和ボケ

今日思ったのだが、鉄道業界は「平和ボケ」しているのではないのだろうか。

今日も、職場への行き帰りに電車を利用した。
全く、事故の心配などせずに新聞を読みふけっていたのである。

しかし、電車をはじめとする交通機関は、そもそも危険な存在である。

航空機に乗ると、離発着時はシートベルトの装着を余儀なくされ、携帯電話などは禁止される。
この前乗った秋田からの便でもやっていたとおり、スチュワーデスさんが離陸前に救命胴具の使用説明をやっていたりし、シート前のマガジンホルダーにはPR誌に混じって、もし航空機が不時着した場合どう逃げるかの説明書が書いてある。
車も、シートベルト着用が義務づけられて久しい。

しかし、鉄道はそれに比べると、緊迫度がないのである。
それはそれで鉄道の優れた特性と実績なのだが、それに慣れきってしまっているのではないのだろうか。

なにも、鉄道にもシートベルト着用を義務づけようと思っているわけではない。

あまりにも安全に慣れきってしまったため、万が一の事故になったときに、職員側の身構えができず、事故車に乗り合わせていても救助活動をせずに、定時の乗務をするよう指示をした(当該運転手は事故時に上司に伺っているのである。)と言ったようなことが起きてしまう。

もちろん、職員側も安全には気をつけているはずだが、なまじ安全を確保する機能(ATSや線路の高架化など)が整備されてしまったために、逆にマスコミ用語の「安全神話」を産むきっかけになるのではないのだろうか。

そんなことを思いながら、電車に乗っていたのであった。
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by koh-sen | 2005-05-21 00:44 | 鉄道の安全性について

マスコミにもこんな見方が

マスコミ報道で、JR尼崎事故のことで、やれボウリングをやったから非人道的だとかさんざんたたかれていますが、今日の毎日新聞で東京本社の山田局次長が、(マスコミは)尻馬に乗るなとのコラムを載せました。(ここを参照)

まさに、マスコミの中にもこんな事を考えている人がいたのには、心を洗われる思いをしました。
また、「上昇気流なごや」の中部本社の磯野室長も小牧空港で起きた中華航空機事故遺族会のマスコミ批判のファックスの内容を紹介しています。(ここを参照)

私は、いろんな方向で事故以前からマスコミ批判を続けて参りましたが、これはマスコミにもっと良くなって欲しいからと要望するものであり、一部にあるマスコミなら何でも批判をしてやれと言う、愛のない批判ではありません。

ただ、毎日新聞にしても、JR尼崎事故の報道は他紙と大差がなく、その辺は残念に思いました。
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by koh-sen | 2005-05-09 22:44 | 鉄道の安全性について

尼崎事故と余裕について

実は5月2日から昨日まで、伊豆箱根と東北一帯の廃止になりそうな路線、またはまだ乗車したことのない路線の乗車をしてきました。
本来なら、ここでローカル線が・・・・と行きたいところですが、例の尼崎の事故が頭の中にこびりついてまわっていたのでした。
そこで、このブログでは、当初ローカル線問題を扱う予定でしたが、しばらく鉄道の安全性についての話を続けたいと思います。

今回の事故の原因というのは、やはり余裕のなさと言うべきところではないのでしょうか。
労務管理しかり、ダイヤしかり。
もともと、乗客の昇降に手間取って発車が遅れるのはしょっちゅうあることですし、ここぞとマスコミが騒ぎまくるオーバーランについても、良くあることで私自身も時々体験します。

ただ、この遅れを取り戻すための余裕を削ると言うことをしてしまうと、今回のような大事故を招くのではないかと、実感しています。

と、言うのは実は私はシステムエンジニアなのですが、決められた納期に納めるにはどの行程がいつ終わったかという、進捗表というものを書くわけです。
その進捗表というのは、心ある管理者ですと、一日を定時時間で終わるような行程を組むと言うことをやるわけです。
私たちの仕事は、想定外で時間がかかるのが良くあるので、そうするのですが、納期がきついとどうしても一日10時間とかで組まざるを得なくなるわけです。
以前の仕事でこの進捗表の土曜まで線をひっぱたりしているプロジェクトがあって、「遅れをどう吸収しようか」と考えたりしたわけです。
結局このプロジェクトは、土日出勤、帰りも終電車、中には徹夜という手段に訴えたにもかかわらず、メンバーの大部分が後期を大幅に遅らせてしまい、プロジェクトは破綻。私自身も体をこわしてしばらく寝込みました。

つまり「大事故」だったりするわけです。

現実問題として、このような余裕の切りつめは結構いろいろな方面でやっているようですが、余裕がなく遅れを挽回できなければ、大事故につながる、と、今回の事故で思ってしまいました。
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by koh-sen | 2005-05-07 23:05 | 鉄道の安全性について

航空にも重大トラブル相次ぐ

先の尼崎の事故の前に、飛行機が空港の管制を無視したというニュースがあったのですが、またこんな事故が起きてしまいました。(asahi.comより)

羽田で管制ミス、閉鎖滑走路着陸 担当者全員が「失念」
2005年04月30日12時23分

 羽田空港で29日夜、2機に対し、管制官が過って工事で閉鎖中のA滑走路への着陸を許可した。1機はそのまま着陸し、もう1機は着陸寸前に別の管制官が気づき、着陸やり直しを指示した。当時、管制塔などで業務にあたっていた管制官18人全員が滑走路閉鎖を忘れており、責任者も当日の確認を怠っていたという。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は事故につながるおそれのある「重大インシデント」に当たるとして30日、調査官3人を派遣して原因調査を始めた。

 国交省は、航空機や鉄道の相次ぐトラブルを受け、各社に緊急の安全総点検を指示している。北側国交相はそのさなかに起きた省内のミスを問題視し、急きょ5月2日に、羽田空港の管制機関を査察することを決めた。また国交省は18人を業務から外し、詳しく事情を聴くとともに、再発防止のために再教育をする。同省東京空港事務所は日航に対し、事実関係を伝え、謝罪した。

 同省の説明によると、A滑走路では29日午後11時ごろから滑走路灯の工事を予定しており、同9時半に閉鎖された。ところが、帯広発の日航機(乗客・乗員計51人)に管制官が着陸許可を出し、同機は同39分にA滑走路に着陸した。さらに41分ごろ、新千歳発の日航機(同161人)も着陸許可を得て高度300メートルまで降下した。しかし、午後10時から業務につく別の管制官が閉鎖に気づいて同機に着陸やり直しを指示し、C滑走路に着陸した。

 当時、滑走路では工事の準備作業などは始まっておらず、2便の乗客らにけがはなかったという。

 閉鎖中の滑走路への着陸は事故につながる恐れがあり、工事による閉鎖は管制官全員に対し、1カ月以上前に通知されていた。29日にも、責任者に当たる次席管制官が再度、滑走路閉鎖を周知するはずだったが、忘れていたという。

 30日午前、記者会見した古川義則・管制課長と古川一義・東京空港事務所次長は「重大なトラブルであり、心からおわびしたい」と陳謝した。



交通機関の労務問題は、JRについては以前からいろいろ言われていますが、そのほかの交通機関(トラックなどの物流も含む)も結構今回のJR西日本に近い厳しい労務管理が行われています。

確かに安全が絶対前提ですので、安全について厳しく問われるというのはわかるのですが、実際には安全性は二の次のようです。
(YAHOO!知恵袋より)


質問した人: ID非公開 回答件数:6 投稿日時 : 2005/ 4/27 19:34:04
福知山線の事故ですがもし運転士の方いらっしゃったら個人的見解でいいのでコメントお願いします。
私はバス運転士ですが人事じゃないです。
会社は無理言って過密ダイヤを設定して事が起きれば厳罰に処されるし・・・



ベストアンサーに選ばれた回答
回答した人: ID非公開 投稿日時 : 2005/ 4/26 10:57:45 回答番号 : 15188676
いくら無理なダイヤだとと指摘しても一運転士の意見など取り上げてくれるはずもなく、
決まった仕事を黙々とこなすことしかできないのが現状です。
組合も助けてくれる立場になく会社と同じような事しか言ってきませんから・・・。
ここで言うのは不謹慎かもしれませんが、今回のことで世論が鉄道会社の
安全を無視した経営をしていることに非難が集まってくれればと思います。
事故を起こした運転士個人の責任追及だけに終わって欲しくないと思います。



私は過密ダイヤについては、否定的な考えではないのですが、何か人員を増やすなり余裕を持った運行でないと、乗る側としては安心できません。

私事ですが、GWは鉄道旅行をし、帰りは飛行機で帰名しますのですが、なんだか安心だと分かり切っている交通機関の利用が不安に思えてくるのです。
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by koh-sen | 2005-04-30 15:28 | 鉄道の安全性について

日勤教育

今日あたりから、一部マスコミでJR西日本の過酷な「日勤教育」の実態が報道されています。

50秒の遅れで、日勤教育を精神的に過酷な日勤教育を受けさせ、それが今回の事故の要因ではないかということですが、たしかに行き過ぎの処置でこれは大きく責められるべきでしょう。
そんな、強制的な恐怖政治をされても、安全が確保されるかと言ったら、かえって逆でしょう。

でも、国鉄民営化前、国鉄職員の勤務のだらしなさを「たるみ」と追及したマスコミも責任の一端はあると思います。

あの当時、マスコミが大騒ぎして、「たるみ」「たるみ」と大きく報道したために、かえって民営化後のJRが極論に走った。

そんな気がしています。
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by koh-sen | 2005-04-27 22:42 | 鉄道の安全性について

ステンレス車は実は丈夫

今回の事故に遭われたご遺族やけがをされている方の神経を逆なでする発言だと承知していますが、ちょっと言わせてください。


今回の事故で、軽量ステンレス車だから、あれだけぐちゃぐちゃになったとの見方があるのですが、それには疑問を感じます。

もともと、ステンレス(SUS)は、しなりが大きいので衝撃には強いはずです。

あと、車体の作り方によっては、材質が軽くても強度を強くするのが可能です。

いい例が段ボールで、私も引っ越しの時によく使い、結構重い荷物でも支えることができました。
しかし、段ボールに使われているボール紙自体は、そんなに厚くありません。

207系は、段ボールのような構造ではありませんが、作り方によっては強度を増すことは可能です。
ちなみに、もろ段ボールの構造を使用している例(アルミダブルスキン構造)があって、いちばん有名なのが新幹線の700系です。

もっとも、事故当時は100キロ以上のスピードを出していたと言われ、それがカーブで脱線して側面がマンションの激突したら、旧型で鋼製の103系(作りたてで、車体の老朽化がないと仮定しても)でも、ひとたまりもなかったでしょうね。

だから、鉄道の安全対策は、まず脱線しないことが最重要課題になると思います。
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by koh-sen | 2005-04-27 00:08 | 鉄道の安全性について