名古屋市交通局の経営改善計画発表

名古屋市交通局の経営改善計画が発表されました。

市営交通事業経営改革計画(案)骨子(名古屋市交通局 PDFファイル)

名古屋市の場合、東京・大阪地区と比べ、車や自転車を使用する割合が多く、現在の公共交通と自家用車の割合を3:7から4:6に引き上げたいとの計画がなされました。
しかしながら、いっこうに計画通りに行かず、交通局の経営も悪くなり名古屋市の財政も悪い中、どうやりくりするかという計画が発表されました。

名古屋の場合、地下鉄も昼間は一部区間をのぞき10分間隔であり、東京・大阪地区の大半の路線と比べ本数が少なく、市バスも1時間に1本という路線が多数あり、利便性の悪さが利用者離れを引き起こしている面があります。
しかし、単純に本数を増やせば、その分の人件費がかかり経営面に大きな負担がかかるというジレンマを持ち、それをどう解決するかといった手腕が問われるところです。

この計画を要約すれば、
(1) 民営事業者と遜色のないコスト体質とする取り組みとして給与制度の見直しで、給与を引き下げる。また民間に委託できるところは民間に委託する。
(2) お客様の満足度を高めるサービス向上への取り組みとして、職員一人一人がお客様第一主義を掲げ、割引きっぷ・ICカードの導入などを強化する。またバリアフリーを進め、地下鉄駅のエレベータ設置や、ノンステップバスの大幅導入を行う。
(3) 積極的な利用促進・附帯事業の拡大の取り組みとして、広告収入の増加に努める。
・・・と言ったところでしょうか。
(1)に関しては、人件費が高く付きやむを得ない部分があるが、やりすぎると士気の低下につながる危険性があり、(2)については、サービスの基本は本数の増加と言うことで考えないと、なかなか利用者増につながらないのではないのか。
一番堅実なのは(3)だが、現在も地下鉄駅で広告枠の空きが目立っている現状で広告主が現れるかといった問題があります。

利便性の問題と、経営の問題は、矛盾する問題ではありますが、これを解決するには、やはり市民全体の市バス・地下鉄を守ろうという気持ちに関わってくるのではないかと思います。
地下鉄・市バスの利用者が増えれば、運賃も下げるし、本数も増やす。
こういった取り組みがなされれば、状況は改善されると思っているのですが、私は甘いのでしょうか・・・・
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by koh-sen | 2006-02-19 20:34 | 交通問題
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