岐阜の街作りに対する 二人の候補の争点

以前、やろうとして結局ずっとほったらかしていた、「岐阜の街作りは、公共交通施策の誤りで中心部の衰退を招いた」と言うことを岐阜の市役所に質問しようとしていたですが、結局ずるずるといってしまったうちに、岐阜の市長選の公示をあしたに迎えるという事態になってしまった。

立候補予定者は、現職の細江氏と、共産党推薦の高田氏なのだけど、この二人しか立候補予定していないので結果は見るまでもないのかもしれない。

しかし、岐阜の路面電車を廃止したことにより、交通渋滞が悪化しているという報道もなされているので、彼らのうち、まじめに市政に取り組むのがどちらになるのか、ここを読んでいる人で岐阜市長選の選挙権がある人は充分考えて欲しいものです。

とりあえず、紙上討論が中日新聞のサイトにあるので、関連するところを引用しましょう。

立候補予定者、紙上討論(上)  (中日新聞)

 ◆細江 茂光氏 
 『撤退』を転じて福に市街地活性化

 ◆高田 一朗氏
 路面電車高齢化社会で役割大

 -中心市街地の活性化と景気対策について。

 細江氏 新岐阜百貨店の閉店やパルコの撤退は残念だが、悲観的になる必要はない。築五十年近くたち、更新が必要となっている時期。県と連携しながら「災い転じて福となす」よう方策を考えたい。大型店だけでいいのかを含めて、新しい時代の開発をせねば。岐阜駅周辺には住居が増えるため、この人たちの購買力を考える必要もある。

 柳ケ瀬については地元の強い思いが重要。自分たちの街づくりプランを固めてもらい、それを市が支援するという形になるだろう。かつての柳ケ瀬は地元の人に支えられていたが、居住人口が減り、高齢化が進む中、昔のような姿には戻らない。新しい柳ケ瀬像を打ち出してもらいたい。

 高田氏 市の中心部に行政など要となる都市機能を集中させたい。今も少しあるが十分に活用されていない。高齢者も楽に行けるよう路面電車の活用を含めてアクセスを考えていきたい。

 柳ケ瀬は、若者の集まる町にするのか、お年寄りの町にするのか、地元商店街の人と話し合うことが大事。大型商業施設はできればいいが、そうした施設頼みでいいのか。新岐阜なら電車のトランジット(乗り継ぎ)機能を優先させるとか、しゃれたレストランをつくるとか。小さな店の集積のようなものでなんとかしたい。

 中高年でウオーキングが盛んなのだから、街中をめぐるスタンプラリーなどをやるのも手だ。


高田氏の発言がやや希望的観測になっているのは、新人であり共産党推薦だからであろうが(私は誰かが強いリーダーシップをとらないと柳ヶ瀬の再生はないと思っているのだが)、驚くのは細江氏の発言であり自らの失政を他人に転嫁し、しかも柳ヶ瀬の復活を他人に期待するのが、果たして責任のある市長の発言なのか、はなはだ疑問です。


 -路面電車がなくなった。今後の市内公共交通は。

 細江氏 高齢化が進む中、今の自家用車重視という考え方から脱皮する必要がある。バスやタクシーだけでなく、自転車や徒歩の交通に着目すべきで、街をゆっくり見て回る行動が広がれば街の活性化にもなる。

 電車については、コストを度外視できない。果たして電車の代替手段が全くないのか。効率や経済性をみて考えねばならない。廃止になる前に「乗って残そう」と訴えたが、結局利用者は増えなかった。民間の事業計画が納得できるものであれば、支援については検討したいが。

 高田氏 路面電車を復活させたいという思いは高まるばかり。高齢化社会が進んでいく上で、安価に安心して乗れる交通手段が果たす役割は大きい。二酸化炭素の排出がなく、交通渋滞の解消にもつながる。

 ドイツのように休日には一枚の定期券で家族全員が乗れるとか、買い物券をプレゼントするとかの工夫があれば利用者は増える。そのためにはある程度の財政支出はやむをえない。



どちらも理想論なんですけど、現職がコスト面の問題を示唆。
ただ、名鉄が撤退するときも、岡山電軌やコネックスが参入しようとしたときも、名鉄の資産をただでもらおうとした前科があり、まじめに市政をやろうとしているとは思えないのが、現市長から伺えます。


私に選挙権があり、棄権や白紙投票をせず、どちらか一方にせよと迫られたら、少なくとも現市長より現実的な、高田氏に投票します。(共産は嫌いだけど。)

そんなわけで、選挙権を持っている人は、こういうこともふまえて投票して欲しいものです。

p.s.
公選法の絡みもあって、ブログで各候補の寸評が言えるのはいつまでなんだろう。
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by koh-sen | 2006-01-21 19:37 | 交通(岐阜問題)
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