尼崎事故と余裕について

実は5月2日から昨日まで、伊豆箱根と東北一帯の廃止になりそうな路線、またはまだ乗車したことのない路線の乗車をしてきました。
本来なら、ここでローカル線が・・・・と行きたいところですが、例の尼崎の事故が頭の中にこびりついてまわっていたのでした。
そこで、このブログでは、当初ローカル線問題を扱う予定でしたが、しばらく鉄道の安全性についての話を続けたいと思います。

今回の事故の原因というのは、やはり余裕のなさと言うべきところではないのでしょうか。
労務管理しかり、ダイヤしかり。
もともと、乗客の昇降に手間取って発車が遅れるのはしょっちゅうあることですし、ここぞとマスコミが騒ぎまくるオーバーランについても、良くあることで私自身も時々体験します。

ただ、この遅れを取り戻すための余裕を削ると言うことをしてしまうと、今回のような大事故を招くのではないかと、実感しています。

と、言うのは実は私はシステムエンジニアなのですが、決められた納期に納めるにはどの行程がいつ終わったかという、進捗表というものを書くわけです。
その進捗表というのは、心ある管理者ですと、一日を定時時間で終わるような行程を組むと言うことをやるわけです。
私たちの仕事は、想定外で時間がかかるのが良くあるので、そうするのですが、納期がきついとどうしても一日10時間とかで組まざるを得なくなるわけです。
以前の仕事でこの進捗表の土曜まで線をひっぱたりしているプロジェクトがあって、「遅れをどう吸収しようか」と考えたりしたわけです。
結局このプロジェクトは、土日出勤、帰りも終電車、中には徹夜という手段に訴えたにもかかわらず、メンバーの大部分が後期を大幅に遅らせてしまい、プロジェクトは破綻。私自身も体をこわしてしばらく寝込みました。

つまり「大事故」だったりするわけです。

現実問題として、このような余裕の切りつめは結構いろいろな方面でやっているようですが、余裕がなく遅れを挽回できなければ、大事故につながる、と、今回の事故で思ってしまいました。
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by koh-sen | 2005-05-07 23:05 | 鉄道の安全性について
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